【斎藤一人さん】創造と破壊からは誰も逃れられない

斎藤一人さん
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宇宙は生き物で破壊と創造を繰り返す

はい。みなさんこんにちは。ひとりさんの独り言のコーナーです。今日は『創造と破壊』の話です。この話、私は、本当にしたくないんですよ。おそらく、10人に話して1人分かるかな?という話です。100人に1人のような気もします、1000人に1人のような気もしますけど、まぁ、言わないよりいいだろう程度です。聴かないよりいい程度で聴いててください。

この世の中はね、『創造と破壊』で出来てるんです。で、どう説明しても『創造と破壊』で出来てるんですよ、簡単にいうとね。今私たちは、宇宙に住んでるんだけど、宇宙は、実は生き物で、地球も生き物、星も生き物、だから寿命が来るとね、星ってバーンって爆発しちゃうんです。だんだん赤くなって光ってきてね?ドーンと光って。その星によって色は違うらしいんだけど、またチリになっちゃう。で、そのチリがまた集まってきて、新しい星が出来る。細胞分裂ようなもんなんだよね。

で、この宇宙自体も、生き物だから息してる。で、今はビッグバンでドーンと大きくなって、どんどんどんどん、今、秒速で何万キロとかなんか言ってたね、なんかで広がってるらしいの。宇宙ってどんどんでかくなってるの。で、この一定以上まででかくなると、今度はね戻ってくるの。びゅーっと戻ってきて、で、また一箇所に集中する。で、また大爆発起こして…っていう、これを息、宇宙の息というんだよね。

それで、この、もちろん、集まってくる中心がある、それから出ていく中心があると。宇宙の中心があるんですよ。それが、宗教でいうところの、仏教でいうとろころの『大日』ってやつなんだよね?ヒンズー教でいうと、『シヴァ神』と。宇宙の中心ね?

『大宇宙神』とか『アラー』とか、いろいろ言うんだけど、今は宗教の話じゃないんですよ。要は、『創造と破壊』を繰り返す。で、この『創造と破壊』っていうこと言うと、『破壊』っていうと戦争とか思っちゃうんだけど、あれは『秩序なき破壊』なんです。で、神の破壊ってのはなんですか?っていったとき、『計画的に破壊』する。

創造した後には、計画的に破壊する必要がある

例えば、古い家があるんですよ。でまあ、適当に直しながら使ってるのは、そりゃいいんですよ。最終的に、じゃ、この家は、なんかこう「三階建たてよう」とか「ビル建てよう」ってなって、まさか平屋の古くなった家の上に三階建てたらどうなっちゃうのか?って言ったとき、1回、こう壊さなきゃなんないね?ホントは壊すときって、どういう家建ててとか、計画を立てますよね?それで壊そうじゃないか、っていことになりますよね?

戦争やなんかっていうのは、そんなこと、考えないんですよ。とりあえず、壊しますよね?普通の人は、そういう壊し方はしないんですよね?「とりあえず壊してから考えましょう」とかっていったら住むとこなくなっちゃうしね。ということ、家で考えてもらえばよく分かるんだけど。

それで、『創造と破壊』を繰り返さないと、人間の細胞もそうなんだけど、造られると今度、壊れるんですよ。山でもそうですよね。山こう見てて、ふるさと10年ぶり帰って、山がこんななってて、山変わってるんですよ。山の木はね、やっぱり細胞が分裂し、無くなり、また新しい細胞が出来るんです。葉っぱだってそうですよ?去年の葉っぱ落っこってて、今年の葉っぱ出てくるんだよね?で、創造されると破壊されるんですよ。

ウチの会社もそうなんだけど、元々こう精神的な話してて、そういう仲間が集まって仕事になったんだけど。精神的な話もね、たとえば神様の話も仕事の話も同じなんだよ、って。だから、ひとつのことなんだ。で、どういう風に仕事するかっていうと、新しいものを創造し、それを自分で壊してくんだと。で、よりいいものを造る。で、壊すときには当然、次の計画を練ってるんですよ。だけど、それをやり続けないと、実は死んじゃうんですよ。

で、あんまり対象としてよくないんだけど、例えば、ディズニーランドってのは常にどっか壊してるんですよ。造り上げるともう壊して、どっか壊してるんだよね。夜のナントカパレードみたいのやったとすると、それを完成してる間にもう、それを壊して次の事を考えてるんですよ。だから、常に伸び続けたり、成功し続けるところってのは、創造することと破壊することを常に考えてるんだよね。

計画的に破壊しないと、強制的に破壊されてしまう

この前、行川アイランドってところが、(2001年)8月いっぱいでね、閉めることになって、非常に残念なんだけど、フラミンゴのショーってのやってて、それは創造したんですよ、フラミンゴのショーっていうのをね。だいだいフラミンゴってショーなんかやってないからね、フラミンゴのショーというのを創造したわけですよね。ところが、創造したんだけど、破壊しないんですよ。そうなってくると、どうなっちゃかっていうと、そこ自体が破壊されちゃうんですよ。

それが成功したら、もう次のもの考えなきゃいけない。簡単にいうと、フラミンゴのショーは残しておいたとしても、他の設備のところを、なんとかしろとか。要するに、常にこう、細胞だって全部いっぺんに変わるわけじゃないからね?わかるよね?いっぺんに全部死んじゃって、新しいの…って、いっぺんに死ぬと、人死んじゃうからね?(笑)

だけど、常に創造し常に破壊し、常に創造し常に破壊するっていうことが、繰り返されて行われるんですよ。で、嫌だと思おうが何しようが、世の中はそうなんです。肌ひとつ、髪の毛ひとつ、全てのものは、創造し破壊されるんです。この地球もそうなんです。

創造された以上は、あと何万年とか何十万年とかすると、これも爆発してなくなっちゃうんです。で、新しく創造し、新しく破壊される、という、この繰り返しなんだって。で、これを「嫌だ」って「俺は嫌なんだ」って言ったって、あんたが嫌でもそうなんだっていう、ここが問題なんですよ。

だから、その事を嫌だとかって思わないで、新しいものを創造してくんだ、と。で、創造し破壊し、創造し破壊してくんだ、っていうことを繰り返す、これが日常当たり前のことなんだと。で、仕事も当然そうである。全てにおいてそうなんだと。で、破壊するっていうことは、計画的に出来上がったものを
守ってく、っていうことよりも、常にそれ以上のものを考え出す。常にそれ以上のものを考え出していかなきゃなんないだ、ていうことなのね。

『創造と破壊』を嫌だと思わないことが大事

そうすると、最初は拡大できるんですよ、どんどんどんどん拡大。でも、拡大って、ディズニーランドがいくら拡大してたって、日本中ディズニーランドにすることは出来ないんですよ。世界中ディズニーランドにすることも出来ない。どっかで、一定数で区切られるんですよ。今、ディズニーシーとかって、あれは空き地があったから出来たんよ、だから、あれは新しいの創造したけど、いつか、創造というのは、限界まで来たとき、じゃ古いのどっか直そうよ?破壊だよね?古いのも、いいのあるからとっておこうよ、って。とっておく、って考えが創造なんだよ。

だって、とっておこうと思って造ったわけじゃないんだよ、古い家やなんて。周りがみんな新しくなっちゃったから、何軒が残そうよ、っていう、それは全く新しい考えなんだよ。で、そういう新しい考えも出てくるの。納屋、古家みんなぶっ壊して、新しくしてっちゃったの。そしたら、その中で何個か残ったら、とっておこうよ、って。古いものは大切だから、って。そんなことは、生み出したのは新しい考えなんだよ。それは、それでいいんだよ。だけど、常にものは『創造と破壊』を繰り返して行くんだよ。だから、この辺になってくると凄く難しいだんよ。

で、その『創造と破壊』っての、殆どの人はやりたくないんだよ。だいたい人間って怠けものだから、怠けたら幸せだと思ってるから。ただ問題は、怠けてる間だって…。なぜ歳とるかっていうと、どんどんどんどん、そっちへ向かって、行くんだよね。要は『創造と破壊』って、どうにも変えられないんですよ。

だから、さっきみたく、古いものにもいい面があるんだと、大切にとっておかなきゃいけないんだと。
それはそれで新しい考え方なんだって、それを言いたいの。やりたくないやつ、あくまでもやらないような作戦を立てるけど、あんたがどういう作戦を立てようと、不況(はくる)。この前まで日本って景気よかったんだよ。ずーっとそんなのがいいっていったって、違う時代が来たんだよね。もうバブルの時代なんて、破壊されちゃったの。ないんですよ。

じゃ、ずーっと不景気がこのまま続くんですかっ?ていうと、そうでもないんだよ。常に、世の中ってのは、仏法でいうところの『無常である』と。で、無常っていうの、薄情とかって言わないんだよ?常じゃないってんだよ、同じことは、ズーッと続かないんだよ。ね?今、昼だけど、もうじき夜になっちゃうんだよ。ね?ずっと今日がいいなったって、明日になっちゃうんだよ。ね?で、常に新しく出てくるんだ。その中で、生き抜こうと思って成功する人間っていうのは、それを嫌だと思わないこと。当たり前なんだと。このままが続いてくれりゃあいい、って。ね?続かないんです。そんなこと、宇宙の成り立ちからして、ないんです。この宇宙は『創造と破壊の神様』が造ったんです。

計画的に創造と破壊をする人間が成功する

もし神がいるとしたらね?『シヴァ神』の息なんです。で、そこに住んでるんだから、自分がそこから逃れて生きるんだ、って出来ないです。で、永遠に、創造しそれは破壊され、そしてまた創造される。で、人間だけが、何かをやったとき次の計画なしに何かをやっちゃうんです。だからそれを、計画的にやらなきゃいけない。計画しなくっても創造は起きるんですよ?いろんなことが起きるんです。でも、失敗する人ってのは、計画的にやってないんです。で、それは、なぜ計画的にやらないかというと、このままが続けばいいという考えに(囚われて)、このままが続けばいいし、このままが続くと思うから、次を考えないんです。このままが、続かないんです。わかりますか?

だから、「ウチの会社って、なぜ売れてるうちに新しい商品を出すんですか?」っていうけど。続かないんです。でまた、続くわけがないんです。私が続くと思う、みんなが続くと思っても、続かないんです。常に、続かないんです。

だから、「車社会は続いてます」って、車は変わってるんです。それがまた限界まで達したときに、この世の中って二酸化炭素がこんなにいっぱいなっちゃって、次は、燃料電池のように二酸化炭素出さないで走らせようとか、常に変わって行くんです。ね?

変わんないように見えるのは、あんたの意見だけど、常に人は変わってるんです。すべてが変わってるんです。で、そのことを嫌がってもダメなんです。嫌がっても変わるんです。だとしたら、変えるように持ってっちゃった方がいい。で、より変えてく。そのことを恐れちゃダメなんです。で、問題は、恐れても変わるんです。だから、恐れずに、その方を突き進んで行った方がいいんです。どうせやらなきゃならないんです。だから、先にやってればいいんです。その事がわかると、「まるかん」がわかるんです。で、みんなは、嫌々その『創造と破壊』についてくる。ウチ(まるかん)は、その『創造と破壊』を、一歩先にやるんです。で、それが成功の秘訣なんです。

だからどんな宗教も、どんな、たとえば神事も精神的なことも、すべてが『創造と破壊』なんです。で、これを止めることは出来ません。もし止める会社があった、このままがいいんだ、っていうふうにしたら、そのものは崩れるんです。今、日本の官僚制が崩れてる。みんなあのままがいいと思ってるんです。でも、あのままに、行かないんです。で、必ず崩れてくるんです。それで、崩すのがイヤだっていえば、もっと大きい力が、それを崩すんです。止められないんです。ということです。これが『創造と破壊』の話です。理解する人だけ、理解して下さい。終わります。

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