はい、こんにちは。一人さんの独り言のコーナーです。
今回ですね、昔一生懸命話した話で、何十年も経っちゃってるので、忘れちゃってるんだけど、この話を、新しく入ってきた人がいっぱいいるので、基本の一番大切なことから話していきます。
相当役に立つと思いますから、私の話しばらくぶりで話しますからね、上手く話せるかどうか分からないんですけど、話します。
完璧主義者とは、自分を責めるか他人を責める人
まず第一の今日のテーマがですね、完璧主義者っていうのがあるんですけど、我々は不完璧主義者なんだと。それが私達、まるかん(一人さんの会社)の人間なんだよということなんです。
それで完璧主義者がいいっていうか、悪いっていうか、これ、”いい悪い”じゃないんです。なぜ、うちが不完璧主義者をとってるかっていうと、人間っていうのは完璧じゃないんです。
で、完璧主義者っていう人がいるんです。完璧主義者というのは、完璧にものができる人間じゃないんです。人間は完璧主義者っていうより完璧にものはできないんです。
で、完璧主義者とはなんですかっていうと、何かやった後 必ず完璧にはできないんです、誰も。完璧主義者というのは必ず完璧にできなかったことを、ず~と悔やんで自分を責めるか、人のせいにして人を責める人なんです。
だから、完璧主義者は確実に嫌われるんです。わかりますよね。
人は完璧には物事ができない
まぁ、うちなんかもパーティーやなんかやるんだよね。パーティーやって、ほんとに人間てのはね、何かやろうってときは完璧を期すんです。誰でも。で、それはもう、誰でもなんですよ。
ところが、やってみると完璧にはいかないんですよ。そうすると、不完璧主義者の人間ってのは、まぁこんなに上手くいったんだからコレでよかったねと。そうすると、78対22の定理っていうのがある。
ユダヤの法則っていうんだけど。最高で78である。日本人は100点満点を目指そうとするんだけど、人間がやることは78が最高なんだ、っていう定理があるんですよね。それで、最高に上手くできたと思っても78%しかできてない。
残りの22%っていうのは次に改良するんです。すると、この22%を100%だとするのね。次の改良点なの。そうすると、この22%を100にしてやると、最高にできても78なの。
そうすると次にこの22、残った22を、また改良しようという。限りなくいくんだけど、いつも22は残るんです。それを改良していく。
プロっていうのは段々段々 改良されてくだから日本の精密機械はものすごい精密で、1mmの1万分の1の狂いで、1万分の1は狂ってるんだよね。それを、また今度精度よくしようって、また頑張るんですよ。
だけど、また10万分の1とかの狂いがでるんですよ。完璧っていうのは実はないんです。完璧に近づけてるだけなんです。絶対誰も完璧には物事はできない。
完璧主義者が失敗を繰り返す理由
ただ、完璧主義者は出来ないのに、人のせいにするか、必ず自分をずっと責める。するとどうなるか。よく自分のことが嫌いだとか、ノイローゼになっちゃう人、自殺する人、完璧主義者なの。
やってみると完璧にできない。完璧にできない自分を許せない。だから、「あんた自分に自信持たなきゃダメだよ」って言うけど、自分のことを許せない人が、自分に自信なんか持てるわけがない。
で、人は完璧にはできないんです。
だけど、じゃあ完璧には出来ないんだから気楽に生きようよとか、それもダメなんです。だから、やるときは完璧のつもりでやるの。それで出来なかったときは、いやこんだけ上手くいったんだから、次はココを改良してっていう形で、するの。
わかる?
完璧主義者っていうのは、いつまでも失敗のことを言ってる。いつまでも人を責めてるから、脳がその失敗ばっかり恐れるから必ず次やったとき、また同じ失敗繰り返すんですよ。
不思議なんだけど、怖がってると同じことが起きるの。だから、完璧主義者はダメなんです。我々は不完璧主義者なんだと。
不完璧主義者は何回失敗しても落ち込まない
不完璧主義者というのは、不完璧で生きてんじゃないんですよ。
100%を目指すんだ。目指したけど、100%上手くいかなかった。ココとココとココの改良点が残った。ね、それは当たり前なんですよ。そしたら、またそれを改良しようじゃないか。そうすると、皆で「よかったね、こんだけ上手くいって。じゃまた次をこうやっていこうじゃないか」って。「次はこうやっていこう」って。
エジソンじゃないけど、最高の発明王だって、電球は発明したけど蛍光灯は違うよね。じゃあ全部あの人発明できたんですか?そんなことはないよね。
そうすると、それだって、完璧主義者じゃない人間っていうのは、何回失敗しても落ち込まないんです。
もう1個やろう、もう1個やろう。下手すると、フィラメントに向かない物質を自分は何千万、発明したとか発見したとかって。なぜ楽しいかっていうと、人間は完璧じゃないんです。
完璧じゃない人間が完璧じゃない結果が起きて、またそれを完璧にしようとする。だから楽しいんですよ。ところが、完璧じゃない人間が完璧だと思う。完璧じゃないと許せない。苦しくてしょうがない。だから挑戦すらしなくなっちゃう。
わかる?
たまに恐る恐るまた挑戦するけど、また完璧にできないんだよ。で、完璧にできないから、また落ち込んじゃうんだよ。結局なにもやらないんだよね。分かるよね。で、これが完璧主義の話なの。
だから完璧主義っていうのは…
パーティーでもなんでも終わった後には100%の結果で出来てないんですよ。うちのパーティーでも。でもそれは、次こうやって、ただチェックしてる。で、これをただ直そう。
ところが完璧主義者っていうのは、そうじゃない。完璧主義者っていうのは、「ココとココとココって、これを改良、次しようね」って言ってるのに、自分が責められてると思っちゃうの。いや、実はこれはこうゆう訳でって、ず~と言い訳するんですよね。
済んじゃったことなんか言い訳なんか要らないんですよ。責めてなんかいないんだよ。だって私も不完璧なんだよ。
あなたも不完璧、不完璧同士にしちゃ上手くいったねって、こっちは思ってんだよね。だけど、「2回目はココとココとココをチェックしといて、これだけ気をつければ、もうちょっとましになるよ」って言ってるだけなんですよ。
必ず完璧主義者って言うのは、「いや、実はあれはこうでこうで」って、ず~と言い訳するの。誰も言い訳なんかする必要ないの。責めてないんだから。完璧主義者って人を責めるんですよ。
本気になって反省すると人は落ち込むばかり
それで例えば、話はチョットずれちゃうかもわかんないけど、完璧主義者って子供に完璧なことを言うんだよね。願うんです。だけど、子供の方から見てると親が完璧じゃない、色んな事できてないの、ずっと見て知ってるんだよね。
すると、「なんだ、あんただって出来てないじゃないか」って思うんだよね。すると腹立ってくるんだよね。それでも飯食わしてもらってるから、ハイハイって子供も言ってなきゃならないから、いつかは暴れたりするんだよね。
わかる?
完璧主義者ってね、自分もイジメてるけど人もイジメてるのよ。人間って完璧じゃないの。だけどね、試験だって本当は100点取ろうとしてんだよ。色んなこと。なんかやろうと。一生懸命なんかやろうとしてんの。そうすると出来なかったことがあるよね。そうすると、次はただココを改良しようねっていうだけなの。
だからそういうことはしない。我々は不完璧なんだと。不完璧な人間が100を目指してやったら、やらなきゃゼロなんだと。やった結果、なんとかできた。そしたら、「次こうやってみて、ココとココはチェックして、これだけ直そうね」っていうだけなの。
なぜ、あそこで失敗したんだろうって、じ~と考えて。終わったことはダメなの。よく「お前、反省しなさい反省しなさい」って言うけど、あんまり人を反省させると、そのことが恐ろしくなっちゃって、また次に失敗する。
だから、なぜ同じ過ちを何度も繰り返すんだって、完璧主義者の特徴なの。人間ていうのは恐れたことが、また起きるの。そういう特徴があるの。
それよりも、よくできた、よくできた、あと次の時はココとココとココを上手くやれば、もうちょっと上手くいく。だから1回目にしては100点なんだよ。2回目はこれをやろうよ。2回目は、また100点取れる。3回目も100点なの。
それを、悪かったところばっかり話してるんだよ。だから反省会なんか絶対やっちゃだめだよ。本気になって反省してたら、人間て落ち込むだけなの。
ね。不完璧なの。俺たちは不完璧なんだよ。だから、それがチョット良くなり、チョットなら十分なの。だから、日本漢方(一人さんの会社)の人は明るいの。
だから、まずここが、絶対この部分を抑えとかない限り、何やっても成功しないよ。まずね、人に嫌われる。挙句の果てに自分まで嫌いになっちゃう。ね、そしたら、その時点で落伍者だよ。
完璧とは神の領域
完璧主義者は必ずね、完璧主義者で自信満々の人は、周りの人相当泣かしてるよ。
完璧主義者で出世してるやつは、ほとんど自分の失敗は全部人のせいにしちゃう奴なの。だって、それ以外は絶対失敗がない人間はいないんですよ。
なんでも人のせいにしちゃう人間がいる。だから、周りにいる人はたまらないの。だから、そういうことがないようにしなきゃいけない。
人は完璧じゃないの。完璧なのは神なの。俺たちは人として生まれてきたんだから、もうその時点で完璧じゃないの。完璧じゃない人間同士が、なんとか完璧になろうよとして生きてる。
で、これで十分なの。わかるよね。で、まずこれが完璧の話。ココをしっかり押さえてよ。自分たちは完璧じゃないんだよ。OKですよね。
あのね、日本漢方を、まるかんのことを知ってる人は、よ~くこのテープを聞いてよ。人を責めてないからね。あなたのこと責めてんじゃないんだよ。いちいち落ち込んでんじゃなくて。落ち込まないでね。落ち込むんじゃなくて、改良してやろうよって言ってるだけなんだから、改良しようよっていう度にね、言い訳されたり落ち込まれたりすると、そりゃめんどくさい。
だから、うちの会社は完璧主義で人を責めるような人達はいないんだと思う。もしいるんだとしたら、このテープを聴いて治してください。私たちは共にそれで、そういう人とは、おっかなくて歩けないから。
私も気をつけます。だから、未熟なもの同士が手を取り合って、助け合って行こうということですから、誰も責めてません。済んだことは言ってません。ただ改良しましょうって言ってるだけで。
では完璧主義の話 とりあえず終わります。
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