【斎藤一人さん】無から有を生み出す成功法則

斎藤一人さん
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成功できない理由は『無』というもののを使い方を知らないから

一人さんの百回聞いてくださいって話です。この話はものすごい究極的な話です。最近、私のお弟子さんになりたい、っていう方がいるんで、そういう人にも話します。

今から話す話は、仕事の成功法則です。それともう一つ、精神的なことの成功法則です。それで、二つとも同じことです。これがわかると、仕事でも絶対成功できます。それから、精神的な成功もできます。これが、私のお弟子さんに教えてたことで、究極的にいうと私が教えてることは、このことしかないんです。だからそのことをやってくださいね。

まず、皆さんが成功しない、心が幸せになれない理由は、たった一個なんです。それは、『無』というものの使い道を知らないんです。いいですか?今から『無』というものの使い道を教えますよ。いいですね?

では、簡単に、あなたがラーメン屋さんだとします。ラーメン屋さんをやってると思ってください。仕事はなんでもいいですよ。その時に自分のお店を見渡して、ここの売り上げを上げるのに、1円もかけずに1銭もまずかけないで、お客さんを呼ぶことが何個できる、要するにアイディアを何個出せるか、ということをまず考えてください。

まず、お金をかけない、ゼロっていうことです。そうすると、お店を掃除しようとか、味付けよくしようとか、愛想よくしようとか、貼り紙の文字を変えてみようとか、そういうことを考えます。

まずそれをやってみます。近所の人に愛想良くしようとか、タダでできることがいっぱいあるんです。まずそれをやってみます。そうすると、それだけで、もっともっと笑顔って良くなるんです。「どっからみえたんですか?」って、声をかけるのもいいです。そういうタダでできることを、徹底的にやります。

『無』を使えない人にお金をかけさせると『無』に戻ってしまう

それで売上げがどのくらいか上がる、っていう。『無』という物がない人に、初めて『無』ができた時に、「じゃあ1万円あげるからって、この1万円でお客さん呼ぶこと考えてごらん」っていったら、じゃ、クーポン券出そうとか、ゆで卵1個あげようとか、トマトあげようとか、それはなんでもいいの。
その1万円の使い方が分かる。『無』の使い方が分らない人間にお金を渡しても、基礎が無いから、一番仕事で大切なのは『無』という「笑顔」であったりとか、タダでできることなの。

で、そのタダでできることをやっていない人に、お金を渡すと、そう言う人が、お店直したいとか、よそがどうしてるか、ってやると、必ず、『無』を使えない人にお金をかけさせると『無』に戻るんです。わかりますか?

『無』というものの使い道がわかってないんだっていうことなの。だから、そのことをしっかりわからないと、仕事って出来ないよ。だからまず、お金出さずに知恵だしなってのは、お金を使わずに、まず『無』というものを使わなきゃいけないよって。

今いる場所で幸せになれる人が次の幸せを手に入れる

それから、じゃ、サラリーマンの人ね。今から精神的な話だよ。サラリーマンの人が、「僕こういうとこ勤めてた。こーです、あーです」と、いろいろ言うけど、「あの部長がうるさいこと言わなくなったら、自分は幸せなんだ、自分は車買えたら幸せなんだ」じゃなくて、全く現状を変えないでください。何も手にいれないで下さい。

それで、「部長がいくらがみがみ言っててもかまわないんだ。」「僕は山の中で修行してるつもりで、部長の滝とか呼ばれてて、いい滝に打たれているつもりなんです。」「それから、自分はガンガンガンガンいくらいわれても、人に嫌なことをいわれても、人に嫌なことしない修行なんだ。だから、あの人が嫌なことをいってくれないと修行にならないんだ。僕のために言ってくれたんだ。今日も言ってくれ、明日も言ってくれ。」「それでも、私は、周りの同僚だとか、家に帰っても絶対嫌なことは言わないんだ。そういう修行なんだ。」

要は何も全く変えずに幸せに、その会社でまず幸せになってください。この環境でなってください。それから、そこでも幸せになった人が就職変えるならいいよ。だけど、それもできないで、就職だけ変えたとすると、嫌な奴ってどこにでもいるよ。

何かを手に入れたら幸せになるっていうけど、そしたらまた次のものを手に入れなきゃならない。次々、追っかけまわしているうちに、あなた破産しちゃうかもわかんないよ。借金だらけになっちゃうかもわかんない。

それより、しっかりと、今で、何にもなくても幸せ。これができれば、商売やっても幸せなの。どこにいても幸せなの。

幸せを『無』から作り出せなきゃダメなの。仕事だとしたら『無』からね。そりゃあ、ちっちゃい最初にお店をつくったりとかっていうのは、お金かかるよ。だけど、そこを繁盛させる知恵というのは、『無』から生まれるものなの。で、『無』がちゃんと使いこなしてから、『有』を使わなきゃなんない。

だから、何にもなくても幸せだって一生懸命働いてたら、車は軽自動車でも一台買えたら幸せだ。
それが、モノ欲しがる人は軽じゃ幸せじゃないんだ。軽一台手に入れたら、ああ、お休みの時はどっこかドライブ行こう。だって、車から外見ているんでしょ、って。あなた、車を見てるんじゃないよね。
外の景色って、別にロールスロイスから見たって、軽から見たって同じなんだよ、海の色って。そう思えた人が、次の幸せをまた手に入れられるの。

それで、軽自動車でも幸せだね、って。そう思えた人が、また次の幸せを手に入れられるんだよ。

無から有を生み出すアイディアを必ず出す方法

ところが、よく「仕事で、無から有を生み出すんだよ」って言うと、たとえば自分がパーマ屋さんでもいい、魚屋さんでもいい。

「無から有を生み出す知恵だしな」って言うと、「いくら考えても私出ないんです」っていう人いるの。そういう人が絶対に出る方法を、今から教えるからね。

まず、出ない人。たとえば、愛想良くしようとか、お店掃除しようとか、店の周り綺麗にしようとか、アイデアって出ますよね?もしそれが出ない人がいたとしたら、自分のことを怠け者だと思ってください。怠けてるんです。

だって、本当にあなた出ないって思ってますよね?で、今から絶対出る方法教えます。

3日間のうちに、いいアイディア、要するに無から有を生み出す、いいアイディアじゃなくてもいいんだよ。アイディアを出して下さい。5つ出してください。

お店綺麗にするとかなんでもいいんだよ、味付けよくするとか、パーマ屋さんだけどうちはシチューを作って出しますとか、なんでもあるじゃない。私の言ったことでもいい、よそのマネしてもいいの。

もし、1つも出なかったら、3日のうちに3つ出してくださいって言って、もし出さなかったら、「あなた銃殺です」って。

本当に、自分で銃殺になっても出ないのかと思ったら、1時間で5つくらいでるから。もし、銃殺だって銃むけられたときに、あわてて「これやります、これやります」って、言うはずだから、だから本当は、怠けてるんです。必死でやるというのは、やらないと、必ず死んじゃうと思えばいいんです。
わかるかい?

アイディアが出ないのは頭が悪いのではなく怠けているだけ

商人というのは、小さくても経営者なんだよ。経営者というのは、頭脳なんだよ。手足だけ動かしていたんじゃ、ダメなんだよ。

もう今日から経営者ってなったら、職人の時、パーマ屋さんで職人覚えようが板前さんで覚えようが、経営者になったら、経営を勉強しなきゃいけないんだよ。それを、腕一本で行くというのは、怠けてるんだよ。

板前が、料理が上手いのは、当たり前なんだよ。パーマ屋さんが、頭を上手くできるのは、当たり前なんだよ。それだったら、ずっと、職人でいな。経営者になるということは、ちゃんとそのことを考えて、人を使い、税金を払い国に収め、国がまた潤い、働く人がそこに来て、若い人が就職して、上を見習うんだよ。

だから、私も、ずいぶん、弟子取ろうかと思ったんですが、弟子取ってもこれ以上教えることってないの。最終的に、あとは淡々と、あなたがやり続けるしかないの。

やり続けられなくなったとき、自分は、頭が悪いんだじゃないよ。自分は、怠け者なんだって、思いな。怠けていけないんじゃないの。怠け者なのに、頭が悪いとかって言うと、頭に失礼だからね。

脳細胞は、同じだけついているの。銃殺するぞと言われたら、答えがあなた出せるんだよ。
だから、やらなくてもいい。やらなくてもいいけど、自分が儲からないのは、自分が怠け者なんだ。

手足使うのはいいけど、頭使うのはイヤなんだ、って言う風に思ってください。厳しいようだけど、プロの世界ってそういうものなの。

人を変えずに自分の考え方を変えるのが精神論

それから、精神論やなんかもそうなの。ああなってくれたらいい、うちの旦那がこうなればいい、奥さんがこうなればいい…ならないよ。

それより、全く変わらなくていい。この人はこのままでいい、あの人もあのままでいい。自分の考え方を変えちゃえばいいんだ。それが精神論だからね。

精神論は「あっち変えたいこっち変えたい」じゃないよ。自分の心の持ち方を変えるってことなの。だから、「ああ部長の滝は今日は降らないのかな」って。

ひとつの修行だと思ってれば、今まで嫌だと思ってたことがうれしくてしょうがないの。

それから、「俺は負けないぞって。いくら部長に怒られたって、俺は絶対負けないから、よそで泣き言とか絶対いわないんだ。」って。

「お宅の部長、うるさいでしょ」って、「いや、うるさくないですよ」って。「僕のために一生懸命がんばって言ってくれるだけで、ありがたいと思ってますよ」って。「あのお説教聞かないとさみしいぐらいですよ。」って言ったときに、ものって変わるんだよ。

「この前30分怒られちゃった」じゃないの。「なんだ部長、最近30分しか怒んなくて、根性なくなったな、って。1時間ぐらいは頑張ってもらいたいな」ぐらいの勢いになったとき、ものは変わるんだよって。

『無』を生かしたとき初めて『有』が生きる

『無』というものの使い道がわかったとき、はじめて『有』を生かせるんだよ。『無』を使えない人間が最初から『有』を求めると、必ず『無』に帰しちゃう。

若い人が「お金がないんです」って、お金のありがたみを知らないからないの。月に僕2万円しか貯金できないんです、って。年間24万円か?1年働いて24万なんだって、重みを知らないの。だから神様が、お前は重みを知れって、言ってるの。

そういう風に、貯めたお金でちっちゃいお店を出すから、どんなちっちゃいお店でも宝に見えるの。このお店つぶしたくない、と思う。どんな場末でも、ここに客を呼ぼうと思うの。

「お金がないからできないんです。」って、お金がなかったら、貯めるの。

「少ししか貯まらないんです」ってその少しずつためている間に、お金のありがたみがわかるの。自分の、場末の店にでもきてくれた人に、心から「ありがたい」と思うの。

だから、全部あなたのためになってるの。今、無いことを生かしきってないの。『無』を生かせたとき、はじめて『有』が生きるんだよ。あることだけを望むんじゃないよ。そしたら、苦しくなるからね。

どうも、ありがとうございました。長々聴いていただきまして。

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