【斎藤一人さん】全力を出し切った人に運は味方する

全力を出し切る人と出し切らない人に起こる事

今から話を始めます。このテープは１００回聞いてください。１００回聞くとよく分かるようになってますからね。

『出しきる』という話です。

成功してない人、運の悪い人。どうも、ここまで来てるんだけど、この人いい能力あるのに、イマイチだなっていう人の特徴があります。それは、出し切ってない、っていうことなんです。

それで、出し切った人には天が色々なものを与えてくれるんです。頭でもそうですよ。それから筋肉でもそうなの。一所懸命一所懸命働いたら、手がすり減ったとか、歩いてたら足が減ってなくなったとか、っていうことはないんです。

一所懸命使ったものには、手に皮もできるしマメもできるし、いろんなことが出来ます。出し切ると、どういうふうにして幸せになるのかっていうと、例えば、畑の話ってのがあるんです。筋骨たくましい人が、３００坪耕せるのに、「まあ、いいか」って言って２００坪しか耕さないとするんです。そうすると、中には体力の弱い人がいて、一所懸命一所懸命頑張っても５０坪しか耕せない人がいるとするんです。２００坪耕してる人から見ると、「だらしねえな、あいつは」って、「５０坪しか耕せない」って言うけど、この５０坪は全力を出し切って５０坪を耕してるんです。

全力で耕して、全力を傾けている人は、やがて筋肉もついてくるし、少しづつ少しづつ良くなってきて、５１坪、５２坪ってなってくるの。やがて１００坪になるかわからないの。で、もう片っぽうの人っていうのは、３００坪耕せる能力があるのに、２００坪ぐらいしかやっていかないと、だんだんだんだん筋肉が衰えてくる。それ以前に、なぜかこの５０坪しか耕せないで、５１坪、５２坪って伸ばしてきた人には運の良い事が続くんです。

そうすると、２００坪耕していた人が、相手のとこ見てて、「なんであんなやつが俺より運がいいんだ、神も仏もないじゃないか」っていうけど、神も仏もいるから、そのことが分かる。あんたが全力を出してない。で、片っぽが全力を出してるっていうのが、分かるの。神も仏もいるから、分かるの。

いなかったら、あんたの方が上になるよ、でも、片っぽのほうはなぜか色んな良い事が、次から次と起きるの。で、片っぽの全力を出し切ってない方には、なぜか良くないことが、事故にあってみたり、ちょっとお金が入ってきたら病気になって出てってみたり、悪因を残して、なぜか消えてくの。でも、全力を挙げてる人には、次から次といいことが起きる。で、これは力の話だよ、畑とか。

知恵も自分だけの物にせず人に出し切る

それと同じように、仕事でも色んな知恵ってのがあるの。この知恵が一杯浮かんだときに、相手にこれを出し切れるかなの。私も今、一所懸命しゃべってるんだけど、これタダだよ、このテープ。タダでも一所懸命どうやったら分かってくれるかと思って、一所懸命一所懸命しゃべってるんです。これはホント出し切ってるんです。

人もそうなんだけど、いい知恵だから自分だけの物にしておこうって、人に教えない人がいるの。だけど、仲間っているじゃない、そういう人たちに一所懸命一所懸命教える。で、教えない理由は、相手が聞かなかったからだっていうの。でも、その事があるかどうかわからないものを、聞くわけがないんですよ。で、知ってたっていいじゃないの。「今度こういうのあった」って、「それ知ってた？」とか、「もう知ってる？」って。たとえ相手が、知ってると言おうが、知らないと言おうが、自分の事を気にかけてくれる、この人は自分のことを(考えて)、知恵を出し切ることしてる人なんだ。

それを出さない。力も出さないから筋肉も衰えるの。それと同じように、心で持ってるいいアイデアやなんかも、出さないからそのまま腐るの。で、新鮮ないいアイデアを、一年後ぐらいなって使わなくなって、もう腐りかけたものを「これどう？これどう？」って配るけど、腐ったもの配られたら、嬉しい人いるかい？って。で、腐ったもの、「あれ食べた？」とかって、「あんなもの食べたら腹痛起こすよ」って、言われるよ。

だから、精一杯、自分が力尽くして出すの。出し尽くすと幸せになるの。畑を全力挙げて一所懸命耕すってのは、体力がない人でもうちの仕事だったら、ポスティングする。少ないお客様が来てくれたら、その人間に一所懸命しゃべる。で、そういう事をしている人っていうのは、何故か幸運が続いて来るの。

出し切らなった物は体の中で腐り運勢を悪くする

で、全力を出し切っているかい？って。「なんかの合間にちょっとやればいいんだ」って、そうじゃないの。人間は全力出し切るの。３００坪耕せる人は３００坪耕すの。周り見てて、「こんなもんでいいかな？」とか、「この程度でいいよ」って、その出し切らなかった物が身体の中で腐り、運勢が悪くするんだよ。だから自分は一所懸命しゃべってるの。講演会でもなんでも、タダの講演会でも一所懸命しゃべるの。それから、うちの人たちが仕事してると、俺も出来ること一所懸命やるの。そしたら、お金の計算も何もしなかった俺が、ホントに日本一になれたんだ。

だから、みんなも全力を出し切ってもらいたいの。それから、知恵も惜しまないでもらいたいの。こんなにいいアイデアだったら、分けてあげようって言った人間は、どんどん、神様が知恵もくれるし、運もくれるの。出し惜しみして、ケチにしてる人は、こんなに能力があるのになぜか、ここまでしか行かないの。で、なぜか不幸が訪れてるの。

そういうこと分かって下さい。一回聞いたら、なんじゃこの話って、思うかもわかんないけど、世間で言ってることと全く反対じゃないかと思ってるけど、これが本当の話なの。だから、何回も何回も聞いて、１００回聞いて下さい。うなずきながら１００回聞いて下さい。そしたら、きっと分かってくれると思います。ありがとうございます。